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人を見る。しかし、人を固定しない
余地が見えても、誰が担当するかで成果は変わる。ただし、人を分類することが目的ではない。
同じ役職でも、新しい枠組みを面白がる人もいれば、既存のやり方を守ることで成果を出す人もいる。抽象化された組織図だけを見ていると、この差は消える。
一方で、「この人はこういう性格だから」と早く決めつけるのも危険である。必要なのは人を分類することではなく、この人は、どの条件なら動くのかを見ることだ。
そのためには、発言だけでなく、実際の行動、周囲への反応、何に関心を示すか、何を嫌がるかを見る必要がある。性格そのものをモデル化するのではなく、環境との相互作用を見る。
個人の努力では回収できない余地がある
案件のロスは自分の中で閉じた話だが、顧客の余地は組織をまたぐ。紹介する側には短期的な見返りがない。だからここだけは、経済的な仕掛けが要る。
逆に言えば、仕組みが「この顧客に他の製品も売れる」と出しても、人が人に渡す経路がなければ何も起きない。余地の可視化と部門間の紹介制度は、同じことの両端である。
本ノートは、実際の製造業向け営業基盤の導入プロジェクトを題材にした議論をもとに構成しています。 顧客企業を特定しうる情報は含みません。
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05 ── 営業担当者のスキルも、データ化する。