Attributes, not Categories
分類の正しさではなく、需要の分岐点
余地に標準形がないのなら、何を共通の器にするのか。答えは業種ではなく、工程の属性である。
企業を業種で持たない。工程が持つ性質——自動化の度合い、扱う物、精度要求、搬送形態——で持つ。要点は、分類を決め打ちしないことである。
「洗浄工程」という箱を作ると、そこで終わる。実際に何が売れるかは、その洗浄が超音波なのか溶剤なのか、扱う部品のサイズ、要求清浄度、前後の搬送が自動か手動かで変わる。センサーを売る人とロボットを売る人では、同じ工程を見ていても注目する点が違う。
判定基準は、一つで足りる
その工程の区別が、売れるものの違いを生むか。 生まないなら、技術的にどれだけ違っても同じものとして扱う。逆に、同じ名前で呼ばれていても買うものが違うなら分ける。分類の正しさではなく、需要の分岐点だけが基準になる。
現実には、企業サイトからここまでの情報は取れない。だから業種と規模から仮定で埋め、営業が訪問で訂正する。これは収集の代わりではなく、収集の入口である。仮定は、当たっているかどうかより、現場で確かめられる形をしていることに価値がある。
ただし、推定と確認済みは必ず分けて持つ。混ざると、しばらくして誰も数字を信じなくなる。
本ノートは、実際の製造業向け営業基盤の導入プロジェクトを題材にした議論をもとに構成しています。 顧客企業を特定しうる情報は含みません。
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03 ── 余地は、会社ごと・市場ごと・製品ごとに違う。